巨獣――神の与えし救いか、罰か。 バハムートの血を代償に生み出された煉獄。
創造神バハムートの命の魂により生まれた世界――アルタイル。 その地は、遥か昔に大地を失い、天と地の挟間の煉獄となった。
大地が死に絶えた煉獄。人は、悠久の時を眠る“巨獣”の背に国を構え、 暮らしていた。巨獣は、故郷であり、神々であった。
だが、運命の刻が、戦乱の世の始まりを告げる――。
巨獣は、永遠の眠りから目覚め、すべてを奪い去った。覚醒した巨獣は、 善悪の彼岸を越え、争いはじめたのだ。人は、抗うすべもなく、 故郷を追われ、逃亡の旅に発つ。旅路の果てに、 安息の地は存在しないことを知りながら…。
“神々”は、我らを見捨てたのだ。 世界は、絶望の闇に包まれようとしていた。
その時、7人の戦士が立ち上がる。 故郷を取り戻す、不屈の闘志―― その信念の誓いのみを、剣に託して。
巨獣の戦渦に投じられた、小さな希望の光。 それは、“龍の血を継ぐ者”たちの物語――。 未来を勝ち取る最後の戦いが、今、幕をあける。